ローカルグッドニュース

『LOCAL GOOD STATION@StartupCafe』開催レポート

GWもあり、いつもの第一火曜日ではなく、第二火曜日の2016年5月19日[火]、LOCAL GOOD STATION@StartupCafeが開催され、そのレポートになります。

課題の共有「震災が起こってから。そして、これから」

LOCAL GOOD STATION(以下、LGS)では、事前にLGFで議論したいテーマを持ち込んで、参加した人たちでアイデアを出していく、というスタイルで進めています。今回のテーマは「震災が起こってから。そして、これから」に関して話し合いました。

今回は急遽2011年に起こってしまいました東日本大震災の地でもある仙台市とネット中継を結び、
現地で実際に震災を経験された方々も加わったディスカッションとなりました。

仙台側はLGSの前日にも集まり、事前に福岡側から投げていた質問についてディスカッションを行っていただいていました。当日は仙台側からその回答を説明いただき、福岡側から更に質疑応答を行うというカタチで進みました。

参加者(福岡)

  • 職種
    行政職員、福祉職員、大学講師、個人事業主(スクール)、飲食関係者など
  • 年齢
    20代前半〜50代前半

ディスカッション(福岡側から仙台への問合せ&回答):

1.(問合せ)
復旧から復興段階にさしかかる中で発生した「思いも寄らない課題やニーズ」についての体験を聞いてみたい(津波と地震で状況は大きく違いますが、あまりニュースで取り上げられないようなニッチな事象)

(回答)
新しいコミュニティの発生による問題
仮設住宅、公営住宅ができ、人が集まるとコミュニティが形成されるが、その中での対立。行政の集まり(イベントや説明会)などで、自己紹介などの時間が設けられるが、うまく回らず。
→コミュニティ作りの前に1人1人のコミュニケーションが大切

2.(問合せ)
災害時、災害直後、災害後に活動するにあたり行政職員への意見(要望)

(回答)
行政だけでは行き届かないソフト面の支援があるので、現地自治会や信頼のおけるボランティア団体と連携し活動してほしい。行政主導の上から目線でなく、うまく周りを巻き込んで被災者の支援をしてほしい。特にソフト面として、被災者の課題やニーズ把握にはどうしても人手がいるため。

3.(問合せ)
現場レベルでの住民・行政職員・被災していないボランティア団体の役割分担(避難してから自立に向かうまでの長期的な話で)

(回答)
住民、行政職員、ボランティア団体と分けて別々の活動するのではなく、以下のように連携できないだろうか。◯行政職員:
課題やニーズの情報収集
ボランティア(団体/個人)のとりまとめ◯ボランティア団体/個人:
行政職員のサポート
1)課題やニーズの情報収集の実働部隊
各住宅や地域個別にヒアリング(土木建築、健康医療、食生活、家族など)
例)家の損壊状況はどうか?健康状態、持病などはどうか?食事はちゃんととれているか?ご家族の状況は?
2)課題やニーズ収集後の現場作業◯住民(主に地域の自治会や民生委員):
行政やボランティア団体の情報収集、ヒアリングへの協力
特に地域の情報収集と共有<参考>
東日本大震災の時、石巻という宮城県の被害の大きかった沿岸部では、被害が大きすぎて行政側が機能できなかった部分があった。そのため、ボランティアセンターが自然発生に近い形で立ち上がりボランティアをまとめて作業していたが、行政機関がボランティアと連携して情報把握と実作業に取り組むのが理想だと思う。

東北大震災時系列(必要だったもの_困ったこと_大変だったこと)

また、仙台側が作られた、東北大震災が起こった後に必要だったもの、困ったこと、大変だったことを時系列(直後、一週間後、一ヶ月後、半年後、、、)にまとめてくださった資料を元にもお話しいただき、参加者の皆さんは食い入るように見聞きされていました。
尚、この資料はコチラからダウンロードできますので、ご覧になりたい方はダウンロードください。
URL:file:///Users/junji/Documents/Work/AIP/LOCALGOOD/LOCAL_GOOD_STATION/StartupCafe012(Earthquake)/東北大震災時系列(必要だったもの_困ったこと_大変だったこと).pdf

 

その後、福岡と仙台に分かれ、福岡は「これから出来るコト(遠隔地)」というテーマでディスカッションを行いました。

ディスカッション「これから出来るコト(遠隔地)」アイデアや意見:

  • 現地ではストレスを抱えている人が多いことや、離れていることもあり、長時間のボランティアは出来ないことから、「10分ボランティア」のような短時間のカタチでSkypeを使った「会話のボランティア」を行うことで、ストレスの軽減を行う。
  • リアルな会話のボランティアが出来る”場”を作る。
  • 現地の方々は現場対応で忙しく、情報の精査まで手が届かないということから、「御用聞き」として情報を集約、精査し、発信していく。
  • 組織同士の連携も必要なことから、日頃から連携を行う。
    日頃の連携には、今既に行っている「防災訓練」を活用し、その中身を充実させることで有事に備える。
  • 支援する側も困ったことなどについて振り返りを行い、次に活かす。
    (支援される[現地]は困ったことなどについて振り返りを行うが、支援する側はあまり聞いたことがない)
  • LOCAL GOODのマッピングを活用し、情報を整理する。

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懇親会

今回はディスカッションが盛り上がり、時間を大幅におしてしまった為、会場の都合もあり、開催出来ませんでした。次回は開催したいと思いますので、懇親会を楽しみにされている片はぜひ参加ください。

次回LOCAL GOOD STATIONについて

次回は「毎月第一火曜日開催」から2016年6月7日[火]に開催を予定しています。

■概要

項目 詳細
日時 2016年6月7日[火]19:00〜
場所 Startup Cafe
住所

福岡県福岡市中央区今泉1-20-17 TSUTAYA BOOKSTORE TENJIN 4F

内容 テーマや地域課題などを持ち寄って、皆でアイデアや解決策を考える

 

どなたでも参加可能です!参加方法は後ほど改めて掲載いたします。

ライター紹介

地域に住み・暮らす住民や企業、NPO法人などの民間主体が中心となって、顔の見える関係を大切にしながら、サービス、モノ、 カネ、ヒト、情報の循環をつくっていくことを目指し、「地域のGOOD=ステキないいコト」に多くの主体が参加するきっかけをつくっていきます。

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